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東京モーターショー2015へ行ってきました。2年前のモーターショー2013の際は東西に大きく離れてる会場を予め計画
立てて2回に分けて行きましたが、今回は予定がはっきりせず2回行けない場合を考え東館と西館をいっぺんに回り少し
ペースを崩して動いたら…帰る頃かなりバテてしまいました。運動不足だなあと痛感。







ビッグサイト駐車場はモーターショーの際に西館側が関係者への貸切で閉鎖され一般車は毎回東館側。なので東館側
にブースを構えてるメーカーのクルマ達を最初に全部観終えたあと連絡通路を通って西館へ。そしてまた駐車場のある
東館側に戻りました。
とりあえず満足のレベルで全部を回り切りましたが、帰宅後の疲労感を考えたらやっぱり前回と同じく2回に分けて行く
のを前提に見学すれば良かったかもです。


余談ですが帰る際2000台収容の屋外駐車場に照明が無く殆んど真っ暗で、愛車を探すのに30分近くかかりました。
(同じように愛車を探し彷徨う人が数組…)

そして今回観に行った東京モーターショー2015で初めて間近で見れて嬉しかった1台の車がありました。それはBMWの
次世代ハイブリッドスポーツカー「i8」。
市販される前に映画ミッション・インポッシブル「ゴースト・プロトコル」の中でトム・クルーズが運転してた車ですね。

今の愛車「180SX」を手放せない一番の理由は自分的に「リトラクタブル・ヘッドランプを備えた上でこれを超えるデザイン
の車が無い」から (トヨタ「A70型スープラ」は双璧ですけど180SXより古く状態の良い車はもう無いでしょう)なのですが、
そんな中今までにリトラ車以外で本気で欲しいと思った車が2台だけありました。1台は所有の現実味がまったくない下記
の「ランボルギーニ・アヴェンタドール」、そしてもう1台が「i8」なのです。

2011年モーターショーで日本初登場。市販は決定してたもののこの時の立ち位置はコンセプトカー。
スマホに作った「車CM」というカテゴリーにはホンダ・プレリュードや日産シルビア&180SX等、懐かしのスペシャリティカー
動画をエントリーして何時でも観れるようになってますが、唯一の現行車で入ってる動画がBMW i8の2011年に作られた
PV4本だったりします。

2013年のモーターショーで量産型が初展示となりましたがこの時もステージ上でした。あくまで自分のデザイン的価値観
ですけど「4シーターを備えた2ドアクーペ」でこれほどの完成形は他に今のところありません。

2015年11月11日、三菱重工が作った国産初のジェット旅客機MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)が初飛行したという
ニュースに絡めてモーターショー関連の話をもうひとつ。バブル景気直前だった1987年の「第27回東京モーターショー」で
とんでもないコンセプトカーが登場してたのを御存知でしょうか?

因みにこの年のモーターショーは日産の伝説となった「MID4-Ⅱ」が展示され殆んどの話題を独占してました。

そしてMRJに絡めたとんでもない車とは…トヨタから参考出品された「GTV」というコンセプトカー。この車の何が凄かったのか
と言うと、動力源にガスタービン原動機、航空機と同じジェットエンジンを搭載してた事。それ故にエンジン始動時や加速の際
ジェット機と同じ音を発するのがたまらなくカッコ良くて…もし実用化されたら絶対欲しいと思った夢の車だったんですね。
(時代は変わりガスタービン車は本当に夢で終わってしまいました)

28年前の「GTV」プロモーションビデオ、エンジン始動音がシビれます。ガスタービン車のスクープを狙うカメラマンが乗った
A70スープラをGTVがぶっちぎるという設定。


今現在は環境保護が優先されガソリンや軽油等の化石燃料に替わり電気を動力源に使う車がエコカーの主流になりましたが
ガスタービンの車も燃焼効率が高い特性で排気ガスがきれいになるなど化石燃料を使いながらも開発の背景にはエコロジー
がありました。もし実用化されガスタービン車が普及してたら小さなジェットエンジンの音があちこちで溢れ…街中がエアポート
みたいになってたのかな?

余談ですが今現在地上を走る車で純粋なガスタービン車は存在するのかと言えば…存在します。それはアメリカ陸軍の
現行主力戦車「M1 エイブラムス」。
トヨタが試作してたGTVは「ガソリン」「軽油」「灯油」等、入れる燃料を選ばないガスタービンの特性を活かした汎用性の高い
民間車でしたが軍用のM1戦車は戦闘機と同じ専用の「ジェット燃料」を食すグルメな車輛です。




因みに燃費は1リッター当たり約400m。

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