(動画編集ソフト「フィモーラ」を購入したので見学客にモザイク処理も可能ですが34年も 経ってたら処理しなくても誰が誰だか解りませんね) マツダ3代目コスモ。本当に実車を見たのは久々です。 価格の相場が新車発売時よりも高騰してるトヨタAE86型トレノ & レビン。 のクーペとしてデビューした後にFRが故の走りへ振った二次的ヒットを飛ばすその経緯は 我が歴代愛車のS13型シルビア & 180SXと同じです。 また上記した新車時よりも値段高騰…という流れも最近になりS13系が追従を始めました。
その中から2冊を御紹介。まずは日産サニーの派生車で1986年に登場した「サニーRZ-1」、 曲線が多用されてる今の車とは対極にあるような清々しいまでの直線基調な外装です。 そして究極の直線基調な車、スバル「初代アルシオーネ」。因みにこちらはカタログではなく 戦闘機や街並み等を車とコラボさせたアルシオーネのイメージブック。 その中で何故旧車を選んだのかの質問に対し「人と絶対に被らずSNS映えするから」という 回答があったのが印象に残りました。 車の姿が角ばってるか丸いかは個人の好みが大きく反映する要素であるものの、とりあえず 角が無い車が主流の今アルシオーネに乗ったら人と被らない車の代表格になるのは間違い ありません。 というか自分の愛車を含め旧車は殆んど街で人と被りません。それ故に「目立ちたい」という 承認欲求が満たされる点はSNS時代にピッタリですが、逆に隠密行動 (何のだ?)が出来ない というデメリットも発生します。もしこれから旧車を買おうかなと考えてる方がいらしたらその辺 も考慮のひとつに… こちらは1985年11月の第26回東京モーターショー会場で録画したアルシオーネの雄姿。 スバルのフラッグシップカーとして同年6月に発売されたばかりでした。 |
動画後半には水平対向6気筒 (フラット6)エンジンを搭載した参考出品車、「ACX-II」の姿も。
台座後部にテープで何かが貼られてると思ったら… |
入場して最初に目の前に広がった光景は「新車のようにレストアされ新車のように展示された車」の数々。 られてましたが… 至っては1億3000万とフェラーリやランボルギーニの新車より高額。ビンテージ旧車の世界もとんでもない 事になってます。 また驚いたのはトヨタ、マツダ、スバルの新車メーカーが揃って展示ブースを設けてた事。日産のR32GT-R で開始された廃版パーツ再生産や、車一台まるまる再生する初代マツダロードスターのレストアサービス等 メーカーが直接参入した新たな旧車ビジネスも近年いくつか誕生してますが、これだけまとめてメーカーの ブースが置かれるという流れは今までニッチな存在と捉えられてきた旧車文化が段々と無視できない市場 になりつつあるという感じなのでしょうか。 新車メーカーが専用のブースを設けて自車のヘリテージカーを沢山持ち込むという展開は少なくとも自分が 今までに東京で出向いた旧車イベントでは知りません。
こちらは上記のトヨタ2000GTをフルレストアした会社のブース。レストア作業工程途中の新たな 2000GTが展示されてました。 ハコスカやケンメリは自分が幼稚園から小学校へ上がる位の頃が現役時代だった車なのでビンテージの認識 があり高値になってても不思議な感じはしませんが、F31レパードは免許取得も終えた二十歳前後の頃に登場 してるクルマなので1千万前後の値が付く希少車になってしまった事がもろに時代の流れを痛感。 ハコスカGT-RとR33型ニスモ400R、プロレーサーの松田選手が所有する2台も特別展示車両として輝いてました。 そしてもうひとつの特別展示車両「童夢零」ですが初めて実車をみました。しかしよくこれ現存してたなと… スーパーカーブームド真ん中だった1970年代、「日本からもスーパーカーが誕生する」とニュースになったのを 覚えてます。実現はしませんでしたけど市販する予定だったのが信じられない程の過激なスタイル。 向け仕様として試作された車両だそうです。(こちらも市販は実現しませんでした) イタリアのデ・トマソとアメリカのフォードが共同開発した「デ・トマソ・パンテーラ」。こちらもスーパーカーブーム ド真ん中時代に登場した車です。 久々に実車を見たいすゞ自動車の「ピアッツァ」、教習所通いをしてる頃に友人の家でカタログを見てその形に 驚き (その時いすゞの名車117クーペと同じジウジアーロのデザインなのにマヨネーズの容器に似てると失礼な 事を言いました)、その後欲しい車になった一台。 Z31型フェアレディZと同じセミリトラクタブル (パラレルライジング)型ヘッドライトと、ハンドル周囲に配置された サテライトスイッチが特徴的な車でした。 した初期型でしたがこちらはドアミラー仕様になった後の1987年版カタログ。1981年に登場したピアッツァと同様 1983年に実施された運輸省(現国土交通省)のドアミラー認可に現役時代がぶつかってる車はすべてフェンダー ミラーからドアミラーにマイナーチェンジで変わりました。 後に友人に初期型カタログを譲ってくれと言ったら処分してしまったので無いと言われ手に入れる事は出来ず。 因みに今回のノスタルジック2デイズも含め旧車イベントの会場でカタログも売ってるので運良く見つかれば手に 入れる事も出来ますが、実車同様プレミアが付いて当時無料だったカタログも一冊3000~6000円になってます。 ジウジアーロ繋がりでスバルのアルシオーネSVXです。サイドウィンドウがルーフまでラウンドしてる為、分割した 窓の一部だけが開く「ミッドフレームウィンドウ」を採用してました。 そして80年代に空前のデートカーブームを生み出したトヨタの初代ソアラとホンダの2代目プレリュード。ソアラに 乗ってると女子大生がホイホイ乗ってくるという事で「女子大生ホイホイ」、プレリュードは運転席側から助手席を 倒せるレバーが付いてた事によって「エロリュード」、レバーの事は「スケベノブ」と呼んでました。(話が下世話に なりスイマセン) ハマーH1。俗に「軍用車ハマー」という言い方がされる場合がありますが正確にはアメリカ軍のM1151ハンヴィー の民間型です。因みにハマー誕生の経緯ですけど、実はM1151を民間車として一般人も乗れるようにリクエスト したのは何とハリウッドの大物俳優アーノルド・シュワルツェネッガーです。 こちらはメインステージ。映画「私をスキーに連れてって」で大活躍のST165型"流面系"セリカやY31型シーマは 正に自分の世代ド真ん中。 |